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神戸市中央区にて「空手と古流柔術」を指導をしている【律芯館】ヘッドインストラクター黒猫カルチェのブログです 「神戸武術研究所「律芯館」では、歴史ある武術を稽古することで得られる心身の洞察力によって、生き方を深め、自分だけでなく大切な人や周りの人も守れる強さを身に付けること。 もし暗い闇の中で何かに怯え苦しむ人がいれば、武術がそこに光を灯せる存在になればという信念に基づいて稽古.指導を行っています」

ピンアン二段

ピンアン二段は中段突き、打落、揚受、払受、下段手刀受、を前屈立、猫足立、レの字立、四股立ちに転体と転進を連動させる、21動作からなるシンプルな型です。第一動作は元々払受であったのを賢和先生がピンアン1~5を猫足技法に揃える為に猫足の打落にした為。この部分の受手と引手の調和、気息の呑吐による拍子にはかなり特徴があり、その後に続く一進の突きの運足にも影響しています。柔術的な身体使いを要求される糸東流では、この型で癖のないプレーンな首里手技法(引手と突き手、引き手と受け手)を身につけるのはとても重要です

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神道天心流拳法八寸挫捕手術について

神道天心流拳法八寸挫捕手術

四代目の上野彦衛門が得意だったそうな挫の捕手術
江戸時代の下級武士が刀以外の護身用に、馬のしつけをする短棒を腰に差してたのが起源。
刀を抜くほどじゃない、町人のケンカ止める程度ならこれで充分だったと思う

これ実戦で使えるのですか?と良く聞かれるけど、誰かが襲われてるとこに隠し持った挫で横から割って入って取り抑えるイメージ 自分が急に襲われる時には多分棒持ってない 見つける時間もない

捕手は棒っぽいのがあればいいし、別になくても素手で出来るから色々技を覚えるのは役にたつ(やたら技数がある)

相手に怪我をさせないよう取り抑える技だけど、この棒で打つ練習も結構する

というか滅茶苦茶するので打つのめっちゃ速い(全空連の突きとか、剣道のレベルの速さ)

でもあくまで隠し道具

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平安を習う順番について

糸東流で平安(ピンアン)を二段から教えるのは難易度というより、筋肉を使わずに骨格で動くことを覚える導入の型として入りやすいからで、型の中の動きを通して転体、一進といった移動そのものが受けなどの技と一体であることをマスターしていく
同時に軸の意識も養う。それがないと演武線がズレる

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礼のこと

「律芯館」では「先生に礼」ではなく皆横並びで「正面に礼、お互いに礼」で始める

礼は先生がいてもいなくても一人で稽古する時もするし、稽古出来る機会、その縁、全てに対しするので、その中に、先生にもそのまた先生にも、稽古相手にも、場所があるということへの感謝も全部含まれている

その中で今日一緒に稽古出来る相手に対して「お互いに礼」と改めてするようにしている

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正座のこと

正座は、先生との稽古で「違う」と言われやり直させられたの思い出深い

まず武道において正座とは、静止した姿ではなく「正しい座り方」と動的に捉える

まずは相手がいてもいなくても、相手を作り座ることによって、間合いが生まれ、呼吸が変わり動きが変わる

いつ襲ってくるか分からない相手をイメージするならなおさらのこと

そこから始める正座は奥が深い
空手は当然として天心古流や浅山一伝流体術などは特にこの正座が出来ないと技にならない

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