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神戸市中央区にて「空手と古流柔術」を指導をしている【律芯館】ヘッドインストラクター黒猫カルチェのブログです 「神戸武術研究所「律芯館」では、歴史ある武術を稽古することで得られる心身の洞察力によって、生き方を深め、自分だけでなく大切な人や周りの人も守れる強さを身に付けること。 もし暗い闇の中で何かに怯え苦しむ人がいれば、武術がそこに光を灯せる存在になればという信念に基づいて稽古.指導を行っています」

雑巾がけのこと

とても大切な稽古の一つとして位置づけられていて技術的に10級~8段まである

雑巾の大きさの調整、指の張り、姿勢。両腕を後輪にエンジンのある二輪駆動のタイヤとしブレナイようにする
地球を真横に蹴れるように下半身の力を伝えて進む

空手のチンクチやガマクなどはこれで自然に出来る

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長く立つ稽古について

武術で長時間低い姿勢のままでいる稽古があるけど、立ち方や筋力を鍛えるより、本質的には「人は立とうと思わないと立てない」ことを知る為の稽古でそれを理解すると心と身体の関係性が見えてくる

物理学でリンゴが落ちて引力を説明するが、武術家はそれでは「何故人は立てるのか?」のを観察する

低い姿勢で限界まで立つ稽古をやると、最後は苦しくて立つのを諦めた瞬間に立てなくなる

普段もそうで、他に考え事をしていても立っているなら、その姿勢を維持する為に待機電力のように立つ為の心の力が使われているし、この力は人によって違うし鍛えることも出来る


例えば瞬き(まばたき)は無意識でしてるようで良く観察すると一回一回、瞬きしよう。という意思によって瞬きが起きる。これは連続で瞬きすると良く分かる。普段は意思や心が一瞬で速すぎて捉えられていないだけ、近い感覚として「心が先で動作は遅れて現れる」というのは空手をやっていると良く分かる

基本稽古では、打つと思った後、身体にギリギリまで待たせてから動くようにすると

弓矢を離した時に技が出るような感覚になる

こうすると手放した時に技が出るので相手に読まれにくい




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自然に歩く

例えば「歩き方」を何処かで指導を受け姿勢や重心移動、足捌きなど練習してる人を動画で撮って、次に「それ全部忘れていいのであそこにあるコップを取りにいって下さい」と歩いてもらって動画に撮って、両方見せると前者の歩きの不自然さに気付きすぐ良くなる
まずは目的意識。型の根底にあるのもそれ

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透明な力を得るには

「透明な力」を身に付けようとしても無駄。そうじゃなくて「邪悪な力」(筋肉に頼った力)を見つけ失くしてくのが稽古
達人がいて凡人がいるんじゃない。特別な力を得るんじゃない、本来誰でも出来ることを邪魔してる要素を消して出来るようになるのが武術の技。
だから出来るようになっても偉くない。

と、そのような思考で稽古するようにと先生から教わっていたのを思い出す

特別な力を手に入れる為(達人になる為)の稽古と、本来誰でも出来るけど何か理由があり出来ないことを出来るように稽古する(人並みになる)
では精神作用が全然違う

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