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神戸市中央区にて「古流空手、古流柔術」を指導をしている【律芯館】のブログです。 「歴史ある武術を稽古することで得られる心身の洞察力によって、 生き方を深め、自分だけでなく大切な人や周りの人も守れる強さを身に付けること。もし暗い闇の中で何かに怯え苦しむ人がいれば、武術がそこに光を灯せる存在になればという信念に基づいて稽古.指導を行っています」

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【律芯館武術コラム(4)「取手術について、、武術を学ぶなら、いじめを止めれる様な子に育ってほしい」】

コラム第一回から三回目までは、護身術について書いてきました。
今回は、取手術について書きます。


★☆

そもそも護身術とは、危機回避(間合いを身に着けることと、受身の技術)と抜手術(緊急時逃げようとした時に捕まえられず逃げる為の技術)の2つから成り立っています。


「つまり自分で自分の身を守るための術」です。


これに対し取手術とは、人を守る為の技術です。


例えば、自分だけなら逃げれても、恋人や子供を守る為、相手と戦わないとならない時の相手の制圧術になります。

またお酒に酔って自分を見失って暴れる友人など、怪我をさせずに取り押さえることが出来る為の技術になります。


【Wikipedia、捕手術 
捕手術(とりてじゅつ)は、素手で敵を殺さずに捕り抑える武術。取手とも書いた(律芯館ではこちらの漢字表記になります)
流派によっては補助武器として三道具や十手・捕縄などの捕具が使われ、こ ちらから先に掛かり、相手を殺さずに捕 らえる事を目的とした武術である。江戸 時代中期以降は下級役人が学ぶものと考 えられる傾向があった。柔術の別称、ま たは、貝原益軒『武藝十四事』中の武芸 十八般に独立した武術として含まれる。 現代の警察官の必修科目である逮捕術に相当する】




技術的には抜手術が、掴まれた手を外す技術なら取手では、その外した手に関節技をかけて抑えてしまいます。

また殴り合いをしている間に第三者として入って、殴り合いを止める技術もあります。

★☆

【律芯館武術コラム4「取手術について、、武術を学ぶなら、いじめを止めれる様な子に育ってほしい」】




私はこの「取手術」という素晴らしい技術を、学生にも学んでほしいと考えています。

いじめる子、いじめられる子。

の間にあって「いじめを止めるれる子」になってほしいからです。


クラスに一人でもそんな子がいたら随分と違うのではないでしょうか、、


また取手術は相手が殴れないようにしてしまう為の技術であり、怪我をさせず攻撃力を奪う術なので、上達しても人を傷つける技にはなりません。


「友達を守りたい」けど、その力がない。という時、力になる技です。


一言で言えば「物理的に喧嘩を終わらせる技術」ですが、その自信の裏付けがあれば、例えビビっても何も言えなくなるのではなく、言葉が出ます。いざとなったら戦える覚悟と準備が自分にあれば「もうやめろ」という一言も迫力が出るもんです。



喧嘩の出来る人間というのは、単に滅茶苦茶なことが出来るだけです。


でもそういう相手と戦うために自分も喧嘩が出来るようになる必要はありません。
代わりに喧嘩の終わらせ方を学ぶのが取手術です。


私自身長年武術を稽古してきて自分が目指しているのは、自分が身を守れるという護身術で終わらず、取手術だというのがはっきり分かるようになった時期があります。だからこそ、この技術を長年稽古してきているのだと思うようになりました。



武術は、その稽古によって心身を整えていき精神状態を良い方向に持っていくことに、まず意義があります。


その上で今回の話は、具体的に身に着く技術として「取手」について書きました。

★☆



取手術というのは、相手が刃物を持ってる場合も含め、襲ってくる相手、暴れてる相手、誰かを襲おうとしてる相手などを極力怪我をさせずに、取り抑える技術ですから 実際は、相当高度な職人技の世界になります。


まず、身を守れる、人を守れる。相手を守れる、場を守れる。

の四拍子揃っての取手術というのは護身術の最上位概念になるからです 

(つまり取手の中に護身も含まれています)


その為、稽古は護身術を学ぶよりも当然厳しくなります。


しかしそれでも身に着けたい、必要があるという方に当道場では指導しています。



また取手術というのは、職人の技術みたいなものなので、研究稽古していけば、プロ化していくきます。

実際上達した取手の使い手の技術は凄まじいものです。

最近ではAKB の握手会の事件があった時、取手術のプロが近くにいたら役に立っただろうと思いました。


どんな相手でも、刃物を持っていても、仮に拳銃でも(間合いに入っていれば)確実に引っ捕らえれる技術というのが、律芯館の目指す武術です。 


単に勝てばいいなら、メチャクチャやれる性格があればいいですが、それとは真逆のところに武術の稽古はあると私は考えています。


そういう武術の完成形を目指し、私自身これからも精進していきます。

★☆


写真は、20代の頃一度教えを受けた(故)岡本正剛先生の技です。素晴らしい取手術の達人でした。




「律芯館」本部道場
場所/神戸市中央区下山手通7丁目4―10 「下七会館」二階

  

講座についてはメールにてお問い合わせ下さい。

sironeko.lucy@gmail.com   

律芯館業務担当 綾香ミユキ

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