忍者ブログ

忍者ブログ

神戸市中央区にて「古流空手、古流柔術」を指導をしている【律芯館】のブログです。 「歴史ある武術を稽古することで得られる心身の洞察力によって、 生き方を深め、自分だけでなく大切な人や周りの人も守れる強さを身に付けること。もし暗い闇の中で何かに怯え苦しむ人がいれば、武術がそこに光を灯せる存在になればという信念に基づいて稽古.指導を行っています」

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

【律芯館武術コラム(6)【雨の日の稽古との付き合い方について】 】


【雨の日の稽古との付き合い方について】


今回は武術の稽古との付き合い方について少しお話しさせて頂きます。

というのも、古武術の技というのは覚えてすぐに出来るものでもなく、それなりに時間をかけて稽古していかないと本当に身を守れるというようなレベルの技は身につかないからです。

稽古は年単位のものと考え、ひとつづつ丁寧に技術を身に着け積み重ねていきます。

その為、中々上達しないと挫折して辞めてしまわれる方もしばしば出てきます

そんな時、もう少し続けたら分かることも出てくるのに、、と思ってしまうこともありました。

まだ今ほど指導法が確立されていなかったせいでもあるのですが、そういう時の稽古との付き合い方程ちゃんと話してアドバイスしておくことが必要だと最近、良く思うようになりました。


僕もそうですが、何事も上手くいかない、思い通りにならないことが続くとやる気がなくなっていくのが自然です。心はエネルギーですから、そういうものです。強い時もあれば弱い時も出てきます。
 
しかし、そういう時に、良い時、悪い時は波のようなものなのだから、稽古が上手くいかない時期もそれなりに過ごして乗り越えればまた、上達を感じれるような楽しい時期が来ると分かっていたら、また違う気持ちで過ごすことが出来ると思います。



雨の日は傘をさして出来ることをする、逆にそんな時でしか出来ないことを楽しむという感じでいる、という話に近いと思います。 



☆★

また稽古を稽古場だけのものとしない。というのも稽古を続け、かつ上達していくコツの一つです。



例えば私は、基本的な稽古は、日常生活での様々な局面でやっています。


そこで姿勢や、速度など色々チェックするのです。


骨格連動してるかどうかなど、、

日々の生活の動作の中で体を練って、体操や空手や、柔術のけいこをした時に、それをフィードバッグします。


日常生活の中での気付きや、連動が練られること(姿勢や軸の強度があがる)で、レベルアップするので、それを、体操や突き、柔術の動きをやってどれだけ上達したか、やりやすくなってるか試したくなるのでやるという感じになります。 





そうすると日々の稽古が楽しくなります。

上達を試したくてやるという形だからです。


逆に稽古の時間だけで上達しようとしてると、苦労してる感覚が出てきやすいかもしれません。


これは私の場合はそうという話なので、人によって違うとは思います。


しかし日常生活も稽古の場となるというような状態は、古武術の理合を体現し優れた動きを身に着ける為に非常に有効です。




例えば逆に、稽古場の時だけ、どれだけ武術を稽古して動きのレベルアップが成されても、普段の動作が悪ければプラスマイナスゼロになってしまうからです。





元々の日常の動作習慣が邪魔して稽古が進まないのです。


とても良くある現象なので、注意が必要です




これは私の先生から聞いてなるほどと思い私も良く例えで使うのですが、




「人は良いことをするのと、悪いことをしないのと、どちらがより、自分や人、社会の為になるでしょうか?」





という問です。





答えは、「悪いことをしないこと」です。






何故なら、良いことをするのは、良いことですが、その瞬間だけのことだからです。




対して悪いことをしない、で一日を過ごすのは、常にするべきことです。



結果24時間良いことをしていることになります。




これが、武術でも稽古の本質であり、基本的に指導は否定形で言われるのはその為です。




例えば昔の武術の師範は、



「その動き良いよ!!」


と褒めることは、ほとんどなかったようです。



何故なら、その時出来ても、次に出来る保証などないですし、次は全く違う状況、環境でやるのですから、前に上手くいった動きなど覚えても意味のないことだからです。


そうではなく、



「それをしないようにしなさい」

「~をやってはいけない」

ということは、ビシバシ言われます。

「出来てない」とチェックが入る。

それを自分でチェック出来るようにしなさい。

というような指導法です



つまり


「しないようになる。」


ことが身に付くことだからだと思います



それは大変、理に適った指導法だと思います。


何故ならその技が身についた進化した自分で技をやるから、再現性のある技になる。


という指導法だからです。


その技が出来るだけでなく、何をしても以前の自分とは動きが違っている、より優れた矛盾のない姿勢、運動が身につくということになります。



しかし、そこまで分かっていないと、否定的な言い方の多い稽古では、現代では殆どの人がやめてしまいます。



僕自身は割と厳しく指導を受けたのですが、指導するにあたっては、時代に合わせた指導というのも考えなくてはならない、というのが今の立ち位置です。



その為、うちでは指導の仕組み自体を説明し、納得してもらうというスタイルをとっています。




人の脳が成長するのは納得した時だからです。


わけの分からない状態では成長しません。





しかしそこまで分かっていても人の心には、テンションや感情の波、やる気のエネルギーのあるとき、出ない時が出てきます。





その為、僕は基本的には、昔ながらの指導法のメリットを受け継ぎつつ、上達の方向に進んでるのを見つけたら常にプラスの言葉で指摘するようにもしてます。




この時出来た。いうデータの蓄積は、新たな局面で、今は前とは状況が違うと認識してるなら、ちゃんと役に立つからです。





役に立たないのは、状況が違うと気づかず、以前に上手くいった通り動きをなぞろうとする時です。




これはデータを生かせません。


そういう指導法の為、道場は明るい雰囲気で、かつミリ単位の動きの正確さを求めるような水準の高い稽古を皆が共有出来、上達を続けています。


さながら武術の研究室のような道場ですが、初心者の方、初めて古武術や空手を稽古される方には基礎から一つづつ丁寧に指導していますので、興味をお持ちになった方が御座いましたらお気軽にお問い合わせ下さい。



 

拍手[6回]

PR